寝不足やビタミン不足の他にも、歯の健康や清掃状態が口内炎の発生に影響を与えることがあります。
1. 歯ブラシや歯磨き粉の刺激
- 硬い歯ブラシや強い力での歯磨きは、歯茎や口の中の粘膜を傷つける原因となり、そこから口内炎が発生することがあります。また、歯磨き粉の成分(特にメントールや香料など)が口内炎を悪化させる場合もあります。
- 対策:柔らかめの歯ブラシを使用し、優しく磨くことが大切です。また、低刺激の歯磨き粉を選ぶことも良いでしょう。
2. 不正咬合や歯並びの問題
- 歯が不正に生えている場合や歯並びが悪いと、歯同士がぶつかりあって粘膜を傷つけたり、口内を擦って炎症を引き起こすことがあります。これが口内炎の原因となることもあります。
- 対策:歯科で相談して、噛み合わせの調整や必要に応じて矯正や他の治療を受けることが有効です。当院ではマウスピース矯正での治療も行っております。
3. 虫歯や歯周病
- 虫歯や歯周病の進行により、口の中の細菌が増え、口内炎を引き起こす原因になることもあります。
- 対策:定期的な歯科検診と歯石除去を行い、虫歯や歯周病を予防しましょう。
4. 義歯や歯のかぶせ物
- 義歯やかぶせ物が合わない場合、口内の粘膜に摩擦を引き起こして口内炎ができることがあります。これも放置しておくと、痛みや炎症が長引くことがあります。
- 対策:歯科で義歯やかぶせ物の調整を行うことで、摩擦を減らすことができます。
5. 不十分な口腔ケア
- 不十分な口腔ケアが続くと、口内が汚れて細菌が繁殖し、口内炎を引き起こすことがあります。特に歯垢が残ると、それが刺激となって口内炎を悪化させることがあります。
- 対策:毎日の歯磨きに加えて、舌の掃除やフロス、うがいで口腔内を清潔に保つことが重要です。
予防と対策
- 歯磨きは優しく:強い力で磨くのではなく、優しく磨くことを心がけましょう。
- 定期的な歯科受診:虫歯や歯周病が原因で口内炎ができやすくなるので、定期的に歯科で検診を受けることが大切です。
- 口腔内の清潔を保つ:口内炎ができやすい状態を防ぐために、毎日の口腔ケアを欠かさず行うようにしましょう。
口内炎は痛みを伴いますが、歯や口腔ケアがしっかりしていると予防にもつながります。痛みがひどくなる前に、原因を見つけて対処することが大切です!

東京マール歯科日本橋院