患者さん専用のトレーを作成して、薬剤(当院では10%過酸化尿素)を塗布し、はめた状態で過ごしていただきます。基本的には1日2時間を14日間続けていただきます。知覚過敏の症状や、歯の色の状態によって時間や期間を変えていただくこともあります。
メリット
- 費用が比較的安い
色が後戻りした場合でも専用のマウスピースがあれば、ホワイトニングジェルを追加購入することで、自宅で何度でも実施できます。 - 自分のペースでできる
自宅で行うため、時間や場所に縛られることなく、自分の都合に合わせてホワイトニングを実施できます。例えば、寝る前や空いている時間に簡単に行えるので、歯科医院に行く時間がないような忙しい時でも便利です。 - 変化がゆっくり
オフィスホワイトニングに比べて、ゆっくりと色の変化するため、急激な変化が苦手な方にもおすすめです。 - 効果が持続しやすい
ゆっくりと色が抜けるため、オフィスホワイトニングと比べると後戻りしにくいです。自宅で行えるため、長期間にわたって歯を白く保つことができます。
デメリット
- 時間がかかる
オフィスホワイトニングに比べて効果が現れるまでに時間がかかります。約2週間かけて徐々に白くなるため、即効性を求める人には向かないかもしれません。 - 使い方を誤ると効果が得られにくい
正しい方法で使用しないと、期待した効果が得られないことがあります。マウスピースのフィット感やホワイトニングジェルの塗布量、使用時間を守ることが大切です。 - 歯の感受性が高くなることがある
しみにく薬剤を使用していますが、長期間使用していると、歯がしみやすくなることがあります。特に冷たいものや熱いものを食べた際に痛みを感じることがありますが、これは通常一時的なものです。
まとめ
ホームホワイトニングは、手軽で費用を抑えつつ、自分のペースで歯を白くしたい人に向いていますが、効果を実感するまでに時間がかかる点や、正しい使い方を守る必要がある点がデメリットです。もし急いで結果を出したい場合や、すぐに効果を見たい場合には、オフィスホワイトニングの方が適しているかもしれません。

東京マール歯科日本橋院