審美歯科
審美歯科について

通常の歯科治療よりもより見た目の改善を重視される患者さまにおすすめするのが審美歯科治療です。
当院では以下のようなご希望の患者さまが来院されています。
来院される患者さまのご希望
- 何年か前に詰めた銀歯を白くしたい
- 歯と歯ぐきの間の黒い部分を
キレイにしたい - 前歯の形や色、向きが気になる
- 全体的に歯を白くしたい
- 1本だけ色の違う歯が気になる
- 被せ物の材質の比較
上質なセラミックによる審美治療
見た目の改善を重視する審美治療では、「セラミック」による詰め物、被せ物が主流となっています。上質なセラミックは自由診療(保険適用外)の治療となりますが、保険適用の材質よりも天然の歯に近い色を出すことが可能です。
患者さまのご希望に合わせたご提案をしておりますので、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
歯の修復材料の
種類について
歯の修復材料を詳しく理解した上で、ご自身のお口に合った治療を選択したい方はお読みください。
セラミック(ニケイ酸リチウム)
歯科で扱うセラミックの種類には、ガラス系セラミックと長石系セラミックに分かれます。
長石系セラミックの主成分は透明性のある長石であり、高い透明性と色調再現性に優れている一方で、長石系セラミックの強度は曲げ強度で約80〜120MPa程度です。そのため口腔内で使用するには強度が足りず割れやすいという特徴があります。
当院で扱うガラス系セラミックは、ガラスとセラミックの長所を結合した先進的な材料であり、熱膨張率がほぼ0。優れた対薬品性を有しているため、歯の修復物として使用した際、劣化をしづらく長期的に二次虫歯の発生を防ぐことができます。曲げ強度約400MPaであり、長石系セラミックと比べ高い強度があります。

そのため食事に使用する奥歯への治療にもケースによりますが使用できるようになっております。
オススメするケース
- 天然歯のような見た目を希望する方
- 長期的に虫歯の再発を防ぎたい方
- 金属アレルギーのある方
(メタルフリー)
オススメしないケース
- 食いしばり、歯ぎしりの癖がある方
- 神経のない歯
(透過率の高い材質のため、
黒ずんだ土台の歯の色が透けてしまう) - ブリッジ
(ブリッジにするには強度が足りず
破折してしまう恐れが高い)
ジルコニア
当院で扱うジルコニア(二酸化ジルコニウム)は「人工ダイヤモンド」と呼ばれる程の強度と美しさを合わせもち、生体親和性が高くアレルギー反応を引き起こしにくい材質です。
一時代前のジルコニアは透明感がなく、前歯や審美歯科には不向きだったため、強度が必要な奥歯にのみ使用していました。
近年材料の進歩もあり強度と審美性を兼ね備えた材料となって、審美歯科においても使用されることが多くなっております。

オススメするケース
- 審美的な修復を希望する方
- 食いしばり、歯ぎしりの癖のある方
- 神経のない歯
(土台の歯の色を透かせない) - 長期的な虫歯の再発を防ぎたい方
- ブリッジ
(強度がある為適応可能)
オススメしないケース
- 天然歯のような見た目を求める方
(セラミックとの比較) - シビアな噛み合わせの調整が必要